私たちができることWhat we can do
安全で快適な社会基盤を構築します。
阪神・淡路大震災Earthquake
阪神・淡路大震災が発生したのは平成7年1月17日午前5時46分。
都市直下型地震で、JR、新幹線の高架線はじめ
各種鉄道・高速自動車道等の寸断という大被害をもたらしました。
当時、八光の関西支店は神戸市中央区にありました。
私たちは、神戸地区の復興に貢献すべく、様々な復旧工事に携わりました。
神戸港においては、一日も早い復旧が求められており、私たちもあらゆる工法を駆使し、
工事を進めていきましたが、資材調達は相当な困難を要しました。
現場の施工においては、破壊された岸壁の中には大正時代の築造物もあり、
当時の図面も無く、施工管理は日々、難局の連続でした。
復旧に全力をあげて取り組み、神戸港の復興は震災から約2年で全面復旧しました。
わたしたちは様々な経験をし、困難があったからこそ、
『人との繋がり』を強く感じました。
技術者として復興に携われたことを今後に生かすべく、
防災の重要性を考える工事となりました。
東日本大震災Earthquake
平成23年3月11日午後2時46分に、三陸沖を震源とする
東日本大震災が発生しました。
マグニチュード9.0の大地震とそれに伴う大津波が東北地方沿岸を襲いました。
防波堤を乗り越え、津波がどんどん押し寄せる映像が中継され、
あらためて津波の恐ろしさを実感させられました。
当時、弊社は、青森県、宮城県、茨城県、千葉県に施工中の現場があり、様々な震災被害を受けました。
今後の不安を抱えての復興作業でしたが、『一日も早い復興を』願い、一丸となって復旧工事に臨みました。
茨城県の現場では、現場再開の制限が加わりましたが、FD船に構造物を乗せ、
県外へ移動させることで工事を継続させました。
宮城県石巻港では、震災発生時に港の防波堤付近で施工しており、
工事に携わっていた社員、工事関係者が津波に遭遇しました。
地震発生後、しばらく連絡が取れず、不安の中、青森の社員が直接現地へ向かい、再会を果たしました。
後に、防波堤付近の3階建てのコンクリート造りの施設の屋上に避難したと、当時の状況を聞きました。
震災から6ヶ月後、石巻工事は、社員・協力業者ともに、当時のメンバーで工事を再開しました。
東日本大震災の復興工事は、今も継続しています。
東北の復興に携わることで、新たな『人との繋がり』も出来ました。
その繋がりを大切にし、一日も早い復興を、東北の方たちとともに願い、
日々取り組んでいきたいと思います。
二度と同じ被害をださないために、防災という観点を強く意識した整備が求められる中、
土木工事業者として、大震災を『忘れない、風化させない』をつないでいきたいと思います。